2010年04月30日

4/24 市民住宅講座・第一回街歩き・住宅編が開催されました!

4月24日。すっきりと晴れた気持ちのよい土曜日に、江戸東京たてもの園にて、市民住宅講座・第一回 街歩き・住宅編「日本の住まいと快適な暮らし」が開催されました。広報不足もあって、残念ながら参加者は少なめでしたが、内容はとても濃く、ひじょうに楽しいセミナーとなりました。住宅部会からは、郡山毅氏、寺山実氏、宮島亨氏、そして湯浅の4人が参加。栃木から御参加頂いた会員の方もいらっしゃいました。

最初は、江戸〜明治にかけてつくられた民家(農家)を中心に、当時の日本人の暮らしと住まいとの関係、快適に暮らすためのさまざまな工夫、そして間取りや構造(伝統和風木造〜在来軸組構法)、素材など、、寺山氏と郡山氏が中心となって、ひとつひとつ実際に見ながら、説明を行いました。「家の作りやうは、夏をむねとすべし・・・」という兼好法師の徒然草の考えが、そのまま実践されているような民家では、夏はとても涼しく過ごせる反面、冬は非常に寒く、当時の日本人は、とても我慢強かったのではないかと想像されます。
 街歩き住宅編01.jpg

次は、より現代の住まいのスケールに近い明治時代につくられた「町屋」の原型ともいえる住宅を見学。シンプルで簡素ながら、外壁に「木」を使っていたり、、素材や風合は、やはり現代の住まいとは大きく異なっています。
 街歩き住宅編02.jpg

そして大正〜昭和になると、現在のように南側にLDKなどの居室が配置された、今の形に近い住まいが見られるようになります。
最初は「田園調布の家」 それまでの住まいとは異なり、より快適かつ機能的に暮らす、という意図がよくわかる平面プランとなっています。
また建築家堀口捨巳による「小出邸」では、デザインから住まいを考えるという新しいアプローチ方法を読みとる事が出来ました。
 街歩き住宅編03.jpg

そして最後は昭和に建てられた、前川國男邸。デザイン、そして「空間」をテーマに計画された住宅です。ダイナミックで、広がりのあるリビングでは、全員がゆっくりと、気持ちのよい時間を堪能していました。
まずどのような空間で暮らしたいか、窓をどのように配置させるか、外とのつながりは、、、など。当たり前のようなことですが、骨格をしっかり考えることで、より楽しく快適な住まいづくりが実現するのだな、とあらためて感じました。
セミナー終了後は、ビジターセンターで全員でお茶を飲みながら、楽しい建築談義に花を咲かせ、、そして帰路につきました。

次回は、5月22日(土)街歩き第2弾・街並編「街並から学ぶ・住まいの外観と外構」建築家・宮脇檀氏が全面的に関わった「高幡鹿島台ガーデン54」を見学しながら、街並に関わることを中心にお話をしたいと思います。ふるって御参加下さい! 詳細はこちら↓
http://www.jia-kanto.org/members/event/event_m/lecture/bukai20100522.html
(アトリエ六曜舎・湯浅剛)


posted by 住宅部会 at 20:06| JIA市民住宅講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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